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夫婦二人でトーシツです

統合失調症夫婦の日常を妻の目線から綴るブログ

統合失調症の妄想は怖いものだけではなく、患者を救うものでもあるのだよ

からだのこと 病気・障害のエトセトラ 考えごと 音楽 病気を振り返る 昔の話

眠れない・・・

 

金曜日の真夜中、いかがお過ごしですか?夜も眠れぬトモちゃんです。

1時間半、ベッドの中でiPod宇多田ヒカルの曲を聴いていたけど、いかにせん眠れん。

しょうがないのでブログを更新です。

 

 

トモちゃんはヒッキーのUTADA UNITED2006のセットリストと同じプレイリストをiPodに入れています。

 

そうだ、10年前の7月16日にマリンメッセ福岡でヒッキーのライブを観たのだったな。懐かしい。今でも鮮明にあの日のことは覚えています。

 

今は三児の母になったハルと、当時のハルの住吉の一人暮らしの部屋に泊めてもらってUTADA UNITED2006を観に行ったのだった。

 

 

2006年のトモちゃんは、大学院に進学していて、夏頃には体調を崩して休学していたのでした。

民俗学を専攻していたトモちゃんは、大学院を修了したら博物館で働くべく、博物館学芸員課程の授業を朝から晩までみっちり受講していました。

それとは別に大学院の授業もとっていて、病身にはオーバーワークの時間割だったのだよね。

一生懸命学校に通っていると、だんだん夜は薬を飲んでも眠れなくなって、薬の量が増えてもダメで、休学を余儀なくされて、家でぼんやり過ごして、二週間にいっぺん診察で博多駅前のクリニックに通っていたなぁ。

 

 

そんな時に心の支えだったのがヒッキーでした。

そんな時だけじゃないな、トモちゃんは15歳で統合失調症になってから、ずっとヒッキーの曲と共に過ごしてきました。

トモちゃんママの話だと、退院したばかりで集中力のなかったトモちゃんは、ヒッキーのアルバム『First Love』をずっと静かに聴いていたそうです。

いつも心に寄り添ってくれるのがヒッキーの歌でした。

 

 

今思うと、統合失調症の症状の妄想は悪いものばかりではなかったなぁ。

UTADA UNITED2006のセットリストを聴いていて、当時の様子をありありと思い出したトモちゃん。

トモちゃんは統合失調症を発症してからの8年間くらい、いつも頭の中に映像が流れていました。

 

高校生の頃も、大学生の頃も、大学院生の頃も、好きな音楽を聴くと頭の中でトモちゃんが頭の中で作り出したPVが流れていました。

自分が今まで見てきた景色。漫画の一コマ。映画のワンシーン。

それらが頭の中で組み合わさって、一つの映像が流れていたのです。

それはとても思い浮かべていて楽しいものでした。

 

精神分析療法を受けていた頃、先生にその話をすると

「どんな時にその映像が見えていましたか?」

と聞かれました。

思い出してみるに、それは疲れて満員電車に乗った時iPodで音楽を聴いていると流れてきていたな。

疲れて神経ビリビリになると頭の中で素敵な映像が流れて、トモちゃんのこわばりを鎮めてくれていました。

 

統合失調症の妄想や幻聴は怖いものと思われがちですが、楽しい幻聴もあったとタカちゃんが言っていたように、トモちゃんの妄想も楽しいものもありました。

 

UTADA UNITED2006で流れた曲にはトモちゃんの脳内PVが大体付いています。

多感な時期だったからかなぁ。

 

現実でストレスフルになると、そこから気をそらすように妄想が見えていたトモちゃん。

今はもう妄想が見える時間はグッと減ってきました。

たまに見えるのだけどね。疲れている時や、ものすごく心を揺さぶられた時などに。

でも、それは現実のものではなく、起きてみる夢のような自分の思考なのか、現実ではないと区別がつきます。

 

よく子供の頃って空想タイムがありましたよね。

それが大きくなっても続いている感じです。

トモちゃんは子供の頃から空想癖が強かったのですが、それは病気になる前も続いていました。

病気になった後はよりいっそう空想タイムの時間が長くなったかな。

 

これは統合失調症の症状だったのかな?

発症して18年経つ今では空想タイムになかなか浸れません。

病気が治ってきた証拠なのかもしれないけど、あの頃見えた景色は素晴らしかったという話です。

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